ワークマンは急成長している企業です。
株価も2018年1月から2020年1月までで5倍近く上昇しています。このコロナ禍においても業績を伸ばし続けています。それは一体なぜか?を探るためにネットニュースや書籍を見て、自社でも役立つ取り組みがないか?を調査しました。
ワークマンというキーワードで検索すると商品紹介のページを除き、次の2つのワードを含む記事がよくヒットします。
- エクセル経営 (データ経営)
- しない経営
エクセル経営(データ経営)
特殊なことはしていないようです。
全員がエクセルの機能をフル活用して需要予測などの各種分析ができるよう徹底しているようです。
クラウドを利用したAI分析などを扱うと確かに大容量のデータを扱うことができます。ただ、店舗レベルや個人の活動のことならまだまだエクセルでできますし、全員がデータ分析を行えること。が大事と捉えられているようです。
上記のサイトを見ると、エクセルを利用した需要予測の方法が書かれています。
なるほど。確かに簡単に見える。
ただ、弾き出された数字の意味など(統計的)なことも理解していないといけないので、やっぱり社員教育が充実しているのでしょうね。
社会人をしていると定量把握を求められる事が多々ありますが、日頃からデータを使って仕事をしていると、判断や問題点への気づきが早く、実際に行動に移すまでの期間が短くなります。また、データを取得する必要がある。と普段から社員が考えているので、データを残す。ということも普段から実施されているのかな?と思いました。
というのも、こういった分析をしたいな。と思っても、データがない事が多いことってありますよね?
さて、この辺りは、「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」という本に詳細が記載されていました。
具体的な社員教育の項目も確認できたので、ぜひ一度目を通すことをお勧めいたします。
エクセルを使って簡単に需要予測できる(知らなかった)ので、まずは直ぐに行動に移したいと思います。
補足:
これは初めて知りましたが、
通常はHP(ホームページ)でABテストを行いますが、リアルな2つの店舗を同時に開業して実験しながら、検証結果を確認していく。常に実験と検証 を繰り返しながら推し進めていく挑戦と改善の繰り返しが現在の状況につな がっているようです。
しない経営
「しない経営」の原点は、データ経営で時間の効率化を生み、残業しない、無駄なことをしないに繋がっている印象を受けました。需要予測などで通常は時間が取られるところをエクセルなどを駆使してワンクリックでできるようになっており、本当に無駄なことをしない仕組みづくりがしっかりとできているようですね。
まとめ
データに基づいて活動していることが今のワークマンに繋がっているようです。効率化だけに止まらず、データから新しい取り組みが良しとされれば、 挑戦を受け入れられる土壌が社内にあるようですね。
社員の方も納得感があって仕事ができており、嫌なことはしない。やりたい事があればデータで示せ。というわかりやすいメッセージが社員の方に響いていて、これが好業績に繋がっているのかな?と思いました。
データ経営以外のところ、例えば、マーケティングの方法などでもユニークなところがあるようなので、別の記事でその辺りを書いていければと思いますが、「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」には具体的な内容もしっかりと記載されているので是非購入してみてみてください。
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