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勉強ができない子供に悩んだ時に読む本! GRIT やり抜く力

「子供が勉強できない」と悩んでいる方は非常に多くおられると思います。私も1児の親として、子供が同じことを間違えてきたり、何度説明しても、理解してくれない時によく溜息をついて悩んでしまうことが多々有ります。

そんな折、書店に行くと、「GRIT やり抜く力」という書籍がベストセラー商品として紹介されていました。こちらビジネス本として紹介されていたので、自身の自己啓発目的で購入しましたが、子育てに悩む親に非常に参考になることが多数書かれていました。

本記事ではどういったことが参考になるのか?という視点で紹介していきます。

タイトル中のGRITとは?

GRITとは、物事に対する「情熱」であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に「粘り強く努力」することによって、物事を最後までやり遂げる力のことを指します。

IQよりもGRITが成功の鍵

著者であるペンシルバニア大学心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワースさんが複数の結果、成果を出す人物はグリットを持っていることを発見しました。

「やり抜く力が成果を出しトップで活躍するための一番の指標で、これはビジネスに限らず、スポーツの世界、軍人の世界、学校の先生といったあらゆるジャンルにおいて重要なファクター」であると、

さらに、IQが良くても成果を出すとは限っておらず、やり抜く力が備わっていない場合、活躍することは難しいという調査結果も提示しています。

以上のことから考えると、

親としては将来における子の成功のために、「グリット」のスキルが必要であり、そのスキルを伸ばさないといけない。逆にいうと、現在、算数が苦手、理科が苦手、なかなか覚えられないといった場合でも、子供自ら学習に取り組んで、諦めずに継続しているならば、全く心配ないのではない。ということでしょう。

逆に、勉強はできるけれども、何をしても継続して物事に取り組めていないといった場合、「グリット」を身につける必要があると言えます。

グリットを身につけるための親の5つの行動

まず、大前提として、「グロースマインドセット」という考え方を身につける必要があります。

「グロースマインド・セット」というのは、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士が考え。知能は生まれつき固定されたものではなく、後天性のもの、努力を重ねることによって変えることができるものである」という考え方

その上で、以下の6つの行動を実施すると良い。

  1. 最初の学びの段階においては楽しく取り組める工夫を行い、満足度を得られるようにする。
  2. 達成する喜びを経験させる。
  3. 結果や評価ではなく、努力したプロセスを褒める
  4. 子供の夢を決して否定しない。
  5. いろいろなことに挑戦させる。
  6. 失敗から立ち直る経験をさせる。

最初の学びの段階では楽しく取り組める工夫を行う

楽しく取り組むものでなければ、最初の一歩も踏み出せません。

達成する喜びを経験させる。

「できた」時の体験の繰り返しが、やり抜いたときの達成感を憶えさせます。

子供の夢を否定しない

子供にできないということを脳に植え付けることは、やり抜くことを否定しているのと同じですよね。

いろいろなことに挑戦させる

やり抜くためには情熱をかけれるものが必要で、かつ、自分で目標を立てる必要があります。挑戦をすることで、失敗があり、失敗から這い上がる訓練が必要です。

失敗から立ち直る経験をさせる

チャレンジした勇気を褒め、失敗から学んだことがあれば、学べたことを褒める。

まとめ

どうでしょう?大人向けだと思っていた本著ですが、子育ての参考になりそうでしょうか?

我々親も子育てやり抜きましょう。

 

 

 

著者

読書した後に気になり、著者を調べてみました。

著者はペンシルバニア大学心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワースさんで、TEDでの講演も人気のようです。

動画は英語ですが、以下のサイトに翻訳が載っています。

https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/the_key_to_success_grit

厳格なお父さんのもとで育てられ、成功の鍵は才能だと言われ続けたようですが、大学を卒業

後にマッキンゼーへ就職、その後に教師、そして心理学の研究と進み、GRITが成功の鍵だと証明しています。

 

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