就活生や転職を検討中の人の中には、大手企業で働くか、ベンチャー企業で働くのではどちらが良いか?悩んでいるひとも多いでしょう。
私はどちらで働く方が良いか?と相談を受けた場合は、大企業に進むべきと、私は回答しています。
どちらに進むと正解なのか成功するのかは、正解の定義にもよりますし、運もあるし一概に言えるものではありません。
ただし、私は必ず、大企業に進むべきと、私は回答します。
この手の質問で面談や後輩からの相談を受けて思うのは、自己分析や物事を分解して考えることが不足していると思います。
本記事では、その理由について書いていきます。
大企業とスタートアップの差は?
どちらが良いか迷っている方に質問です。
質問
- 大企業とスタートアップで何が違うか項目を挙げられますか?
- 数多くある相違点の中でどの項目で迷っていますか?
どうでしょう。答えられましたでしょうか?
まず、違いを述べられなかった場合、スタートアップで生き抜いていくために必要な自分で仕事を「探す」・「作る」ことができません。
大企業 or スタートアップで悩む前に、
質問
- 大企業・スタートアップの特徴は何か?
- 自分が何がやりたいことは何か?
- 自分は何を不安に思っているのか?
を深掘りしましょう。業界分析や自己分析が足りていません。
業界分析や自己分析などのやり方がわからない場合、マジキャリやポジウィルなどのキャリアサービスを受けるのもありです。
*自己分析には、あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析がオススメです。
では、次にざっくりと大企業とスタートアップの違いについて代表例を見てみましょう。
大企業 | スタートアップ | |
従業員数 | 多い | 少ない |
仕事の範囲 | 狭い | 広い |
社会的信用 | ある | ない |
昇進 | 年功序列 | 成果主義 |
職歴の階層 | 深い | 浅い(フラットに近い) |
リストアップした中で、あなたを悩ませる要素はありますか?
例えば、従業員数や社会的信用です。
質問
- あなたにとって従業員が多いことが大事ですか?少ないことが大事ですか?
- 会社の信用力はあなたにとって大事ですか?
では、次にひとつひとつ項目を見ていくと、
- 会社の信用力なんて気にしない。
- 人が多い企業には入りたい。
という人もいらっしゃるでしょう。
そうなると、一括りされた「大企業」・「スタートアップ」のものの分け方では、どちらも選択肢としてあり得ないことになります。
大事なことは、あなたが本当に重視している項目はなにか?を入社前・転職前に判断できるようになっていることです。
スタートアップで働くのに必要な考えて実行する力
スタートアップでは大企業よりも自ら考えて進める力が必要です。大企業の場合、自分が考えられなくても他の人が補ってくれます。
スタートアップはスピード命。いちいち考えている人は少ないのでは?と思う方もいるでしょう。
実際にはそうです。考えずに進めます。
しかし、上手くいかなくなったときにどうするのか?は大企業よりも素早い原因特定と解決が求められます。
大企業のように潤沢な資産やキャッシュがありません。助けてくれる人材もおりません。
そのために自分で考えて進める力、問題の細分化、および、メリット・デメリットを出して、何を優先するのか?は持っていないといけないスキルです。
つまり、大企業とスタートアップの違いが何か?を自分なりに出し切れていない方、よくわからずに比較している方は、スタートアップで働くことは難しいのです。
大企業には人材を育成の猶予がある
大企業では新人のころは「何の仕事をすべきか?」というのは与えられます。悩む猶予を与えてくれます。
人材を育成する場を与えてくれる猶予があるのが大企業のメリットの一つです。
新人の頃は基本的に言われた仕事をするでも許されます。
そして、年次を重ねて上司の仕事のやり方を盗んでいけば、仕事のやり方やノウハウを学んでいくでしょう。
もし自分で今は考えられないなあと思う方は、是非大企業に進んで下さい。*入社できる・できないの問題はもちろんありますが、、、
まとめ
大企業かスタートアップで悩む人は大企業へ進んだほうが良い理由を紹介いたしました。
私は新卒で大企業に入社しましたが、入社時点では物事の捉え方が甘く、しょっちゅう指摘を受けることがありました。
幸運にも新人のころに素晴らしい上司に恵まれ、物事の細分化の重要性(なぜなぜを繰り返す)を学びました。
今は転職してスタートアップで上手く仕事を進めることが出来ていますが、新入社員としてスタートアップに進んでいればすぐに大きな壁にぶち当たって路頭に迷っていたことと思います。
まだ自分で考えられる力が足りていないと思う方は大企業へ進んで下さい。