外資系企業に転職し、日系企業と一番違うと感じる点は年齢への考え方です。
今回の記事では、外資系企業の年齢(特に転職時の年齢制限)にまつわる内容を紹介したいと思います。
外資系企業への転職で年齢を気にする必要はない
まず、外資系企業への転職で年齢制限はほぼないと考えて良いです。
私は現在Hiring Managerをしていますが、年齢を考慮したことはありません。
ただ、私の前のスクリーニングでフィルターされている可能性はゼロではない。
外資系の場合、短期で成果が求められる(特に営業)ため、必要なスキルと経験があれば採用してすぐにでも成果を出してもらうという考えが根付いています。
まさに”適材適所”と入社して実感しました。
私が採用担当として書類選考や面談の際に確認するポイントは以下のとおりです。
ポイント
- 何の仕事をしてきたのか?
- うちの会社で何ができるのか?
- Job Descriptionと経歴に乖離がないか
日本企業の年齢への考え方
ひと昔前までは35歳以上の転職は困難と信じられてきました。
その風習は確実に変わりつつはあります。しかし、日系企業では年功序列の要素は引き続き維持されています。
私の元所属していた会社でも同期の話を聞くと、”変革”という旗印のもと変えようと必死ではあるものの、劇的な変化は起きていないようでした。
昇進・昇格についても、上司から「そろそろXXXさんを昇進させてあげないと」という相談を受けて、年次の評価のときに、仕方なく、私の評価を下げて、先輩の評価を上げさせて欲しいと言われたこともありました。
こういう経験をすると、年功序列を取り除くのは難しいだろうなと感じます。
外資系企業は在籍期間が短い
年齢を考慮しない要素の一つとして在籍期間が短いことが影響しています。
外資系では3,4年もすれば次の会社に転職する人が多いので、定年を考慮する必要がないからです。
日系企業からの転職者のマインド
日系企業から初めて外資系に転職する場合に、上司が自分よりも若い人が面接官であったり上司(Hiring Manager)となる場合があります。
日系企業出身者は年功序列が当然の文化で生きてきたので、それに違和感や抵抗感がある人を時折みかけます。
非常に居心地が悪そうで態度でわかってしまいます。
転職経験がない人は目立つ
年齢については考えないと言いましたが、実際には1点だけ気にするケースがあります。
外資系企業では先程お伝えした通り、短期間で転職をすることが当然です。
そのため、余程の転職回数ではないと、転職回数に懸念を感じることはありません。
一方で、40代以降で初めて転職する人の場合は逆に目立ちます。
先程の日系企業からの転職者のマインドで話しましたが、外資系の雰囲気に溶け込むのが苦手そうな雰囲気を感じてしまうのです。
そのため、初転職での40代以上の場合はやはり年齢を考えてしまうというのが正直なところです。
年長者より若手、高給より薄給
年長者と若手で全く同一のスキルや能力を持っていると感じた場合はもちろん若手を採用する企業は多いでしょう。
すぐに転職すると言っても、できるだけ働いてもらえる期間を増やす選択は当然です。
また、スキルが同じであれば現職の給料は年長者のほうが当然もらっている場合が多いです。
そのため、薄給の若手を採用する。それは会社の利益を考えた場合は仕方がないかなと思います。
まとめ
外資系の場合、日本企業よりも年齢制限の幅は広いです。大半の企業で年齢は見ることはありません。
ただし、外資系の文化に馴染むことができるのか?または会社の利益の点で若者よりも不利なケースは存在すると思います。
外資系企業への転職は、以下の転職エージェントをオススメします。